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持ち寄り、積み重ね、“らしい”をつくりだす 古きと新しきが交わるところ

JUNCNEST


 

クライアントインフォメーション(依頼経緯)

オーナー様が賃貸経営を事業承継し、この先の不動産運用を模索するなかで弊社にご相談をいただきました。対象となる物件は鳥栖市にある「大山アパート」と「栄ビル」で、二棟は敷地を囲むように隣接していました。
当初は数年後の建て替えを想定し、物件の特色を強め、エリアの特性を底上げするような、物件のポテンシャルを最大化するプロジェクト方針でした。しかし、不動産再生やリノベーションが成熟した福岡のまちで古くても愛されるいくつもの物件をリサーチするなかで、オーナー様の「今の建物を活かしたい」という想いや愛着が増し、プロジェクト方針も既存の建物を活かした不動産再生にシフトしました。

 

バックグラウンド(エリア背景)

九州の交通・物流の要所として、いまなおその機能を拡張する鳥栖市。近年若年層の流入も著しく、マルシェや定期イベントなどで、まちは活気づいています。一方、その活気は一時的なものやエリア内に点在する状況で、賑わいの形成には至っていませんでした。そこで、オーナー様の慣れ親しんだ鳥栖・元町への還元として、商いやモノづくりなど、クリエイターの発信拠点として、二棟を再生する取り組みが決まりました。

 

ブランディング

「JUNC NEST」

「JUNC NEST」は市名の由来といわれる“鳥の巣”を意味する「NEST」と「JUNC」を組み合わせた造語です。「JUNC」はエリアの象徴でもある鳥栖JCT(junction:ジャンクション)から用いました。交通はもとより、ひと/まち/ことの交わる街、鳥栖。鳥の巣のように人々が集い、憩い、それぞれの感性によって無二のコミュニティを形成していく、オリジナリティと地域性を加えました。

 

ロゴ・キービジュアル

ロゴとキービジュアルは、福岡在住のデザイナー 河村美季さんに依頼。ロゴはクラフト(大山アパート)とクリエイティブ(栄ビル)、それぞれの趣向性に通じるような黒一色のシンプルなデザインとなっています。エリア象徴として鳥栖ジャンクション付近の地図を図形に落とし込んでいます。
キービジュアルはこのプロジェクトの特徴をより印象付けるイラストとして、レトロアパート&ビルを舞台に、さまざまなアイディアや想いをもった人が集い、鳥の巣のように活気立つさまを表現しています。未開拓な地での新たな試みが巻き起こす化学反応。まだ、その全容をだれも具象化できないなか、チーム内のイメージ共有に重要な役割を果たしました。

 

[WEB] https://juncnest.com/
[instagram] https://www.instagram.com/juncnest/

プロジェクトメンバー
事業主・貸主:株式会社PICANEST
企画・設計・デザイン:株式会社ストックデザインラボ
ロゴ・イラスト:河村 美季
ライティング:株式会社アポロデザイン
施 工:株式会社24Ce
管理・募集:株式会社アニマ

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